ブラックジャックのゲーム進行
1ゲームの流れ
ブラックジャックのゲームが具体的にどのような手順で進行されるかを、フロー図で確認してみましょう。
いくつか聞きなれない用語が出てきますが、この段階では読み流しても大丈夫です。それぞれの用語については後の項で詳しく解説していきます。
- ベットベット額の決定
プレイヤーは規定額以上の賭け金を拠出することでゲームに参加できます。
サイドベットやビハインドベットもこの時に行うことができます。
ベットタイムの終了により、ゲームが開始されます。
- ゲーム開始ディール
ディーラーにより、各々のプレイヤーとディーラー自身に2枚ずつカードが配られます。
プレイヤーのカードは2枚とも表向きに置かれるのに対し、ディーラーのカードは1枚だけが表向きに置かれます。そのため、プレイヤーはディーラーのアップカード(表向きに置かれたカード)をもとにディーラーの手を予測しプレイしていくことになります。
- ディール直後インシュランスの選択
ディーラーのアップカードがAであった場合のみ、インシュランスベットを行うかどうかの選択を求められます。
インシュランスベットの受付終了後、ディーラーハンドがBJであった場合はその場でゲーム終了となり、すべてのベットに対する精算が行われます。
ディーラーの手札がBJでなければインシュランスベットは没収され、ディーラーのホールカード(伏せられたカード)はそのままでゲームが続行されます。
- プレイヤーのターンプレイヤーアクションの選択
ディーラーに向かって右側の席に着いているプレイヤーから順に、プレイヤーハンドに対する行動の選択が促されます。
この場面でプレイヤーが選択できる行動は以下の4つです。
- ハンドを確定させる『スタンド』
- カードを1枚増やす『ヒット』
- 最初と同額の賭け金を拠出することで同じ値の2枚のカードを分割し、2組の独立したハンドを作る『スプリット』(初手のみ選択可能)
- 賭け金を2倍にし、あと1枚だけのヒットでハンドを確定させる『ダブルダウン』(初手のみ選択可能)
行動の結果プレイヤーハンドが21を超えた場合は、その時点でプレイヤーの負けとなり賭け金は没収されます。
プレイヤー全員のアクション終了後にディーラーのターンとなります。
- ディーラーのターンディーラーハンドの確定
ディーラーはまずホールカードを表向きにし、ディーラーハンドを明らかにします。
このときの合計値が17未満であったときは17以上になるまでヒットし続け、ディーラーハンドを確定させます。
- ゲーム終了勝敗判定と精算
プレイヤーごとにプレイヤーの最終ハンドとディーラーの最終ハンドを評価し、賭け金の精算が行われゲーム終了となります。
ディーラーは17未満で必ずヒットする
プレイヤーは自分のアクションを自由に選択できますが、ディーラーが自分のターンで行う事ができるアクションはルールによって厳密に制限されています。
具体的には、ディーラーはハンドの合計値が17以上になるまで必ずヒットしなければなりません。
つまり、ディーラーの最終ハンドは必ず 17 18 19 20 21 BJ バスト のいずれかになるという事です。
ハンドにAが含まれ、2通りの数え方ができるハンドを「ソフトハンド」と呼び、例えば「Aと6のハンド」をソフト17と呼びます。
7としても17としても数える事ができる便利なハンドですが、この場合ディーラーは必ずスタンドすることになっています。
次のページでは、ブラックジャックのオプションルールについて解説しています。
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